baybayのブログ

苦難の人生

3度目の結婚6

そうこう言っているうちに、元嫁から『駐在先に行く準備してるんだけど』と連絡があり


え?来るの?何で?離婚するって言ってたじゃん?こっちに来て何をするつもりなの?


私の頭の中を駆け巡る?は次々へと湧き出してくる。


もしかして年賀状の件は許してくれたのか?


であれば、今までの事はやっぱり我慢して良かったんだ。と正直嬉しかった。


やっと終わった。これから楽しい生活が待っていると勝手に思っていた。


その後も『洋服買ったよ~』とか『日本の食材買い溜めしたよ~』と報告を受けながら


到着するのを待ち焦がれた。


だがそれは一瞬の感情だけであった。


事件は空港で起きる。


飛行機に搭乗できないと。何でだろうと事情を聴くと、目が充血し毛細血管の一部が破裂


もしかしたら感染症の疑いがあるからだと航空会社のCAから搭乗拒否され


もし搭乗するのであれば診断書を持ってこいと言う事である。


私にその連絡が来た時には元嫁はもう既に爆発的に怒っており、


その矢先は私に向かう事になる。私に怒鳴り散らかしている。空港の人目もはばからず。


なんでここまでして駐在先まで行かないといけないのか意味がわからない。


やっぱり行かない。ふざけんな。


なんでお前のためにここまでしなきゃなんねーんだこの状況をどうにかしろ。と。


この件は想定外でもあるし、その矛先が俺に向くのも良くわからない。


良くわからない状況で怒鳴り散らされそれを受けている俺は


もっとよくわからない状況であった。

3度目の結婚5

いよいよ、嫁の渡航日が近づいてくる。


エアチケットを購入したのは、元元嫁との連名年賀状が届く前。


付き合っている時にも赴任先まで遊びに来たことがある。


来る来ないは強要しないから自分で決めればいい事。


その時も、来る来ないで何回エアチケットキャンセルした事か。。。


キャンセル料だけでも10万円は下らない。


そんな事思いながらどうするのだろうと思っていると、


元嫁から『行くわけないだろ』と。あれだけ文句を言っているのだから当然。


が、新たな問題が。。。


離婚するから、運転免許書・銀行口座名義・パスポート名義を私に手続きしろと言う。


俺が?自分から離婚するって自分で言ってるのに俺がするの?


そして弁護士に結婚無効の申し立てをしろとまだ言ってくる。また矛盾だらけの話である。


婚姻無効の申し立てを除き、それらの手続きを私がやれば離婚してくれるのであれば


喜んで今すぐ日本へ飛んで帰り手続きしたい。それで離婚できるなら帰国する旨を伝えたが


婚姻無効の申し立てをしないのなら離婚はしないと突き返される。


離婚する気はないって事?もう頭の中では整理できない。


ただ『行くわけないだろ』と言われ正直ホッとした。


このまま来られても仕事にも支障がでる。


正直来ないでほしい。。。出国予定日が近くなるにつれ強くそう思う日が多くなる。

3度目の結婚5

ずっと仲間からも『おまえは鬱にならないな』と言われ続け、今までストレスって


どんなものなのだろと思い続けてきた。きっとストレスは過去にもあったのだと思うが


その辺りの感覚が鈍感で、あまり感じた事が無かった。


ただ、毎日深夜まで結婚を白紙にしろ、叔母との縁を切れ、あやまっても、あやまっても


誠意が感じられない、言葉に詰まると言う事はないのか?


苦痛で苦痛で仕方なかった。


俺はいつまで年賀状の件を言われ続けるのか?そしてその先には幸せはあるのか?


あるのならば、今は耐えよう。みんなそうなんだ。みんなそうして我慢し、その先にある


幸せを掴んでいるんだ。それが一番良い事だと思っていた。そう言い聞かせる事にした。


いつものルーティーンで数時間怒鳴られ、やっと電話が切れ、


住んでいたマンション38階からみる景色。小さい光が灯る家を眺めながら


あそこには幸せがあるんだ、と思いながら酒をかっ食らう、とりあえず今日も耐えた。


耐えた事を忘れたい。酔い潰れれば何も考える事もない。そんな事思いながら


フラフラになるまで酒を食う。ただそんな生活はいつまでも続かない。


なぜなら、嫁が駐在先に引っ越す為に準備していたエアチケット、渡航する日が


日を追うたびに近づいてくる。でもこんな関係で本当に来るのだろうか?


不安は増すばかりの日々であった。。。