3度目の結婚6
そうこう言っているうちに、元嫁から『駐在先に行く準備してるんだけど』と連絡があり
え?来るの?何で?離婚するって言ってたじゃん?こっちに来て何をするつもりなの?
私の頭の中を駆け巡る?は次々へと湧き出してくる。
もしかして年賀状の件は許してくれたのか?
であれば、今までの事はやっぱり我慢して良かったんだ。と正直嬉しかった。
やっと終わった。これから楽しい生活が待っていると勝手に思っていた。
その後も『洋服買ったよ~』とか『日本の食材買い溜めしたよ~』と報告を受けながら
到着するのを待ち焦がれた。
だがそれは一瞬の感情だけであった。
事件は空港で起きる。
飛行機に搭乗できないと。何でだろうと事情を聴くと、目が充血し毛細血管の一部が破裂
もしかしたら感染症の疑いがあるからだと航空会社のCAから搭乗拒否され
もし搭乗するのであれば診断書を持ってこいと言う事である。
私にその連絡が来た時には元嫁はもう既に爆発的に怒っており、
その矢先は私に向かう事になる。私に怒鳴り散らかしている。空港の人目もはばからず。
なんでここまでして駐在先まで行かないといけないのか意味がわからない。
やっぱり行かない。ふざけんな。
なんでお前のためにここまでしなきゃなんねーんだこの状況をどうにかしろ。と。
この件は想定外でもあるし、その矛先が俺に向くのも良くわからない。
良くわからない状況で怒鳴り散らされそれを受けている俺は
もっとよくわからない状況であった。
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